語学の学習に関しては、色んな意見がありますし、色んな成功例があります。私なりに思うこと、私が相談を受けていつも返していることをシェアします。
留学中の勉強法については、こちら。
どうしたらいいかの前に
私自身それなりに英語は使えますし、はじめから話せるネイティブだったわけではなく勉強して習得した分お伝えできることもあると思っています。
と、わかると聞かれるのが、「英語どうしたらいいですか?」です。私はいつも答える前に聞きます。
「どんな英語の力がほしいですか?」
英語を使ってどうなりたいのか、をご本人に確認します。
というのも、英語の基礎をきちんと学べている人は、そのあとのアプローチが変わってくると思っているからです。もちろん、高みを目指す人にとっては、どんな順路からスタートしても最終的にすべての道を行くことになるのですけど。
そもそも基礎とは?
私は、中学英語までを基礎英語と勝手に呼んでいます。日本の英語教育の進め方に関しては、私自身も懐疑的ではあります。しかし、基礎がなってないのにそこから積み上げていくのは困難です。
赤ちゃんのように疑いなくホイホイ吸収していける柔軟性のある人ならいいのですが、大人になって何かを新たに習得するとき、理屈も気になってしまう方がほとんどだと思います。
そこで中学英語の登場です。基本的な文章の作りだったり、意思を伝える最低限のことは実は中学時代に学習済みなんですよね。I have a pen.だって馬鹿に出来ない例文です。
そもそも何から手を付ければいいか分からないのであれば、本屋さんで中学生向けの教材を手に取ってみてはいかがでしょうか。
そのあとは目的次第
必ずしも、難易度の順番通りじゃなくてもいいと思っています。大人になって一番難しいのはモチベーションの維持と学習の継続。だから、成りたい姿に少しでも近づいて、早く体現できる方がいいのでは、と思うのです。
例えば、社会人になってよく尋ねられえるのがTOEICの学習法。TOEICで点数を取れればいいのであれば、英語と大きな枠で考えるよりも、TOEIC試験対策をすすめるべきです。具体的にはTOEIC用の単語帳で語彙を増やしたり、試験対策本を通して学習するのです。
また、フランクに話せるようになりたいのであれば、映画やドラマや音楽などからボキャブラリーを増やしていくのがいいでしょうし、ネイティブの顔の表情なんかも真似していくと発音も上手になります。
英語話者が集まりそうな場所に馴染んでみるのもいいでしょうし、オンライン英会話など比較的手ごろに習う場所も今はあります。
いかがでしょうか
なりたい姿を早く自分でやってのけられる方がテンションが上がります。英語の力を底上げしようと思ったら、年単位の時間がかかるのは事実…。でもその前に心が折れてしまっては仕方ないです。
ですので、できるだけ早く「英語を使ってこうなりたい」を実体験してしまうのはどうでしょうか、といのが私の提案です。
HANAE