偏頭痛にまつわる身の上話 いつもの対処法

  • 2020-05-23
  • 2020-05-23
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ものすごく頭が痛むのでなんでなんや~と思い、ふと天気を調べたら爆弾低気圧。答えが一瞬で出ました。私が「今日はもう頑張らへんど」と決める瞬間です(笑)せっかくなので、マイ頭痛ライフについて書いてみたいと思います。

人に伝わらないこの苦しさ…。

熱があれば、体温計で計って数字を見せることができます。喉の調子が悪いと咳もでるでしょうから、目に見て分かります。

しかし頭痛の場合、本人の自己申告以外なにも確かめようがないわけです。私の場合、突然頭が痛くなって動けなくなることは、小学生の頃からありました。本人としては本当に苦しいわけなのですが、心ない人は言うわけです。「ほんまなん?仮病ちゃうん?」と。学生の頃はよく言われましたね。

私は、授業を抜けることも多かったので、その分授業に追いつく大変さも知っています。周りで見ているだけでは、休んでいる状況の方が目立ってしまうので、どうしてもサボり癖のある奴、みたいに捉えられがちです。そのあとちゃんと追いついている事実にも気づいてほしかったなぁ、というのが本音。

今となっては「気にせんでええで、言わしとき」と声を掛けてやりたいですが、子どもの頃は嫌な思いもしたなぁと振り返って思います。

社会人になってからも

会社員時代、パソコンの画面も直視できないほど痛むことが多々ありました。休憩室で仮眠をとることは何度もありましたし、酷いときはタクシーで帰宅しました。

当時、受け持っていた業務は、兼任などではなく、自分ひとりで行っていました。
打ち合わせや会議以外は、自分で自分のペース配分が出来る内容でしたね。休んでも遅れないように前倒ししておいたり、効率よく進めたりして巻き返していましたし、休憩した分残業するのも時間外手当狙いみたいで腹落ちしないので、定時内で済ませていました。

そんなこんなで業務に支障を出すようなことはなく、なんなら余裕すらあったのですが、自席にいないことが多いわけですから、当然あいつどこいった?サボりか?ってなるわけです。どうやらかなりひんしゅくを買っていたようですね(笑)

トイレの個室で、お局様方に陰口を言われているのを聞いたときは、一周回って笑えました。「やだも~どんだけ~」と脳内IKKOさんが騒いでいました(笑)

組織のなかでは、仕事をしていればいいと言うものでもないのだな、と学びました。

頭痛を引き起こすものは?

元々自律神経が乱れやすい体質なのも手伝って、低気圧になると不調になりがちです。また肩こりなどにもなりやすいので、それが原因なこともあります。強い光が刺激になりすぎて、頭痛になったりもします。夏の日差しなども含めてです。(詳しいメカニズムは、専門家でもない私がお話するのははばかられるので、割愛。)

厄介なのが、低気圧が原因の頭痛、肩こりが原因の頭痛では、取るべき対処が違うんですね。前者は冷やすべし、後者は温めるべし、なのです。メンドクサイナァ…(; ・`д・´)結局は原因なんて考えるも煩わしいくらい痛むので、時間薬を当てにしています。

止めるのではなく、緩和する

私の場合、痛みだしたら痛み自体を止めてしまうことは絶望的なので、なるべく緩和させたり、気持ちだけでも楽にする方法を探します。

例えば、強い光は直視できなくなるので、サングラスをかけます。
室内で横になる時も、日中であればタオルを目の上においてアイマスクにします。目に入る光の量を減らすだけでも、ずいぶん楽です。

アロマオイルなど、気持ちがスッとするものを持ち歩くのもいいかと思います。
甘い香りのものではなく、レモンなどの鼻に抜けていく、爽やかなものがおすすめ。身体に新しい空気を入れてあげる気持ちで、呼吸できると気分が楽になります。

病院にも行ったのですが、根本治療はなく、鎮痛剤などで対処するしかないようです。「本当に辛いときに飲んで」と処方された薬はお守り代わりに常備していますが、強い効果の薬はそれなりに身体に負担にもなるので、出来るだけ控えています。

外出先で頭痛になったら

出先では横になれる場所を探すのは難しいですね。私はトイレに入るようにしています。
個室の中で、目をつぶって耳を手で塞いでゆっくり呼吸します。五感を休ませると少し落ち着くようで、十数分ほどで動けるようになるのがほとんどです。外では気を張っているようで、家に帰ってぶり返すこともありますが…。

美術館やデパートなどの大きな商業施設では救護室があることもあります。辛いときは、そういった場所を利用させてもらいましょう。甘えてもいいと思います。都立美術館で閉館ギリギリまで寝させてもらったことがあり、あの時は助かりました。

カフェインを摂取する方もいるようです。血管を収縮させる作用が頭痛を和らげてくれるそう。何度か試しましたが、個人的には実感はなかったですね。むしろコーヒーの香りが刺激になってしまい、悪化したこともあります。私の場合、痛くなったら、味の濃いものもだめみたいです。

急がば回れ 生活習慣改善

身体の不調は、なんであっても、日々の生活習慣の見直しを求められますね。

睡眠不足は万病の元とも言いますし、栄養が偏っていると何かしらの調子が狂います。私が勝手に小学生ライフと呼んでいる、「よく食べて・よく動き・よく眠る」の三拍子を馬鹿にせずに心がけるのが大事ですね。

いかがでしたか。

体質は人それぞれです。身体にさえ愛おしさを感じて、上手に付き合っていくことを考えていきましょう。

HANAE